内田正洋 海旅塾

内田正洋 「シーカヤック 海旅塾」
Incentive School of Sea Kayaking 

  • 海旅、それは生き方を賜ること
  • 海からの視点でニッポンを知ること
  • ニッポンが好きになるために
  • サバイヴする力を養うために
  • 海旅を学び、ビジョンを見据えるために
  • 渚の講座、シーカヤック海旅塾
  • 瀬戸内の海と島々で開塾

海旅塾とは

シーカヤック海旅塾は、これからのニッポンで生きる知恵と力と勇気を得るための3日間講座。シーカヤックという希有な教材を使った、いわば 『渚の講座』 "Maritime & Beach Lecture" です。瀬戸内の海という、やはり世界的にも希有な海域の沿岸域で行います。 海旅はアウトドア活動ですが、アウトドアとは環境を意味します。なぜなら、環境は外界のことだからです。海旅塾は3日間の環境活動であり、海旅こそが環境活動の本流だという確信があります。震災から5年が経過しようとしていますが、これからもニッポンは復興を目指し、長い道程を覚悟しなければなりません。再び大震災に襲われる可能性も高い。そのためにも、海旅塾での学びを指針にして欲しい。海旅には、危機を生き延びる力、サバイヴする力が必然的に養われる面があるからです。その上で、海の上からニッポンを知り、本来のニッポンを取り戻す気概を産み出したいのです。

塾長 内田正洋

海旅塾で学ぶこと

  • 陸上では気付かない 『海からの視点』 を学ぶ
  • 海の母性について学ぶ
  • ニッポンという概念を学ぶ
  • 海から見たニッポンの文化と歴史を学ぶ
  • 未曾有の時代を生き抜くための知恵と思想を学ぶ
  • 次世代の子供たちに伝えるべきことを学ぶ

概要

シーカヤック海旅塾は、海洋ジャーナリスト内田正洋と、瀬戸内のシーカヤックガイドとが協働で行うジョイントプログラム。これからシーカヤックのことを学びたいという方はもちろん、経験を問わず、広く一般の方を対象とした学びの場です。

カリキュラム

海旅塾バックパッキング海旅塾講座パドリングバックパッキングバックパッキングバックパッキングパドリング渚火のおこし方講座講座パドリング海旅塾海旅塾海旅塾バックパッキング海旅塾

1日目

9:00 ふるさと村ベース 集合 シーカヤックの割当 オリエンテーション

講座1:瀬戸内海の概要とシーカヤックパッキング(講座は120分程度)

カヤックを車に積み込みビーチへ移動 
パッキング 昼食 出航 1次キャンプビーチへ
2~3時間ほどのパドリングを経てキャンプビーチ到着 講座開始

講座2:海旅(シーカヤッキング)と シーカヤックの概念

薄暮時になりビーチキャンプ設営 夕食(塾が提供する一品が加わる)

講座3:陸にいる時と海にいる時の違い ・ 海が持つ母性

就寝

2日目

日の出前に起床 朝食後キャンプ撤収
日の出と共に出航 2次キャンプビーチへ
3時間ほどのパドリングを経て2次キャンプビーチ到着
昼食後講座開始

講座4:海旅から賜るもの。ニッポンの文化と文明。

薄暮時にビーチキャンプ設営 各自夕食(塾が提供する一品が加わる)

講座5:環境教育とエコロジー。サバイヴする力と島に生きること。

就寝

3日目

日の出前に起床 各自で朝食後 キャンプ撤収 出航 ベースビーチへ 
お昼頃にベースビーチに到着 昼食 カヤック撤収後ベースへ戻り最後の講座

講座6:3日間の振り返り(Evaluation評価)

解散

講座の形式

各講座は無人島や無人の浜(渚)にて行います。車座になっての講義になります。雨の場合はタープ下にて行います。風が強い場合は風裏を探します。海上を移動中には、臨機応変に海上講座を行います。 実践と座学を交互に繰り返すことで学びを深めていきます。

対象・参加条件

1.広く一般の方を対象とした講座です。シーカヤックの経験は問いません。

海旅塾は年齢やカヤックの経験を問わず、広く一般の方を対象とした講座となります。また、学びを得て頂くことが主眼であるため、海旅そのものは、のんびり楽しみながらの緩やかなものです。

※初心者の方は一から指導いたします。それでも不安があるという方や、なにを準備していいかわからないという方は、事前に基礎講習を行いますので当方連河までご相談下さい。遠方の方であれば、最寄りのガイドサービスが主催するスクーリング、またはツアーに参加するなどして感覚を掴んでおけばだいぶ余裕が生まれるでしょう。

2.事前に内田正洋著 『シーカヤック教書』 (教科書)で予習をしてください。

海旅塾では学び(理解)を深めるため、事前に内田正洋著 『シーカヤック教書』 (教科書)を読んでくることを参加条件としています。 『シーカヤック教書』(1400円+税)は Amazon等でお求めください。一日あれば読めます。

3.3日分の水と食糧、及びキャンプ道具は各自で準備してください。

海旅塾における参加者はお客様ではなく塾生として扱います。(ツアーではありません。)従って、3日間の水や食糧、その他必要なキャンプ道具類は全て塾生で用意して頂きます。まずは自分で必要と思うものをご用意下さい。なお、準備や道具類については講座1(バックパッキング編)で学びますが、みんなで見せあいっこしながらワイワイやります。もちろん講師の荷物の中身も全て公開します。持ち物・準備は参考までに バックパッキング編 をご覧下さい。

4.レポートを提出して頂きます。

海旅塾は大学の 『1単位』 に相当するカリキュラムとなります。受講後はレポート(感想文)を提出して頂きます。感じたことを文字にすることで、学びを深め自分のものにしていただきたいからです。

海旅塾データ

日程
2泊3日 詳細が決まり次第お知らせいたします。
集合場所
9:00 小豆島ふるさと村内、DREAMISLAND ベース 集合
海域
小豆島、豊島の海域全域 ※場所は海況に応じて変動します。
塾費

55,000円 ※内訳(塾費に含まれるもの)講師料、夕食時の一品料理(おかず)、保険料

※使用料がかかるもの:シーカヤック装備一式(カヤック、パドル、PFD、パドルフロート等)5,000円(3日間)
※カヤックは一人乗りのシングルカヤックとなります。 自艇参加の方も歓迎します。

準備頂くもの

塾生が用意するもの:ウェア類、3日分の水と食糧、キャンプ道具一式、ヘッドランプ、バインダー、筆記用具、
カメラ

※キャンプ道具や炊事要具は参考までに 服装と準備 バックパッキング編 をご覧下さい。
※水は一日最低2Lは必要です。ペットボトルで可。水は当方の事務所で補給してください。

定員
最大8名ほど
参加方法

まずは、住所、氏名、年齢、職業、連絡先(携帯番号とメールアドレス)、参加形態(自艇参加orレンタル)、
コメントを明記の上、下記アドレスまでエントリーください。日程の詳細が決まり次第お知らせいたします。

送付先 → [javascript protected email address]

※アドレスが表示されない場合は→ academy アット dreamisland.cc まで(アットは@に変えてください)

催行規定
悪天候であっても授業は行います。悪天候をどうやって凌ぐか。その中にも大切な学びであるからです。
その他
その他、お問い合わせは、電話 090-7144-7488 (17:00-21:30)担当:連河まで

講師紹介

内田正洋塾長(ナビゲーター)内田正洋 Masahilo Uchida

  • 海洋ジャーナリスト
  • 日本レクリエーショナルカヌー協会理事
  • 一般社団法人 海洋緑化協会キャプテン
  • 東京海洋大学非常勤講師
  • 横浜国立大学非常勤講師
  • 横浜市立大学非常勤講師

* 経歴

  • 1972年、山口県立大津高校ラグビー部で花園出場
  • 1977〜78年 日本大学水産学科で遠洋漁業学を専攻し、マグロ延縄漁実習船
    「日本大学号」で太平洋を半年以上に渡る航海を経験
  • 1982年〜91年 パリ・ダカール・ラリーに8回出場
  • 1986年からはデザートレース、バハ1000にも連続4回出場
  • 1987年よりシーカヤックの普及活動を始める
  • 1991年、台湾〜九州の遠征
  • 1992年、西表島〜東京湾の遠征
  • 1993年、フエゴ島〜南米大陸の遠征(関野吉晴グレートジャーニー)
  • 2007年、伝統カヌー「ホクレア号」ハワイ〜日本航海サポートクルーを務める
  • 2003年〜2012年、「瀬戸内カヤック横断隊」の隊長を務める

* シーカヤック関連の著書一覧

  • 1990年 『シーカヤッキング・イン・ジャパン』 
  • 1995年 『アウトドア・イクイップメント創刊号』 
  • 1997年 『シーカヤッカーズ・ハンドブック』 
  • 1998年 『シーカヤッカーズ・マガジン』 
  • 1999年 『SEA Kayaker 1号、2号、3号、4号』 
  • 2000年 『シーカヤック・オールカタログ』 
  • 2002年 『Sea Kayaking』 John Dowd著、翻訳監修 
  • 2009年 『シーカヤック教書』 
  • 2013年 『カヌースポーツ基礎 JRCA編』

連河健仁航師(コーディネーター)連河健仁 Kenji Renkawa

DREAMISLAND チーフガイド
1972年 熊本県出身、北海道育ち、2006年より小豆島

狩猟家であり武道家である父に連れられ、幼少のころから命と格闘する狩猟の現場を歩く。遊びはもっぱら山川海が中心。学生時代は丸坊主の剣道少年で、その後は美術学生としてデザインと建築の勉強をはじめる。カヤックに初めて出会ったのはカナダのバンクーバーでのこと。グランビルのアートスクールの近所にカヤックのお店(EcomarineFeathercraft)があり、シーカヤックで通勤してくる人たちに衝撃を受けたことがはじまり。更に車はポンコツでも、自分の船を誰もが当たり前に所有している海と近いカナディアンの暮らしや、先住民族たちの思想にも影響を受けた。その後は主にデザイナーとして都市生活を続けていたが、務めていたライブドア社が2006年に破綻し二度目のバブルを経験。これを期に、マネーを軸にしない生き方を模索するべく、新境地を求めて放浪の旅へ出る。半年後、何気に訪れた瀬戸内海の海上で直感が閃き 「海と共に生きる」 ことを決意。その足で島に移住しDREAMISLANDを創業。シーカヤックガイドに転身する。2014年に航海記録1万時間を達成。しかし、漕ぐほどに海は身近な存在となったが、事実を知るほど絶望的な感情が込み上げた。

 

海の美しい風景は今も昔も変わりはないが、海の中は生物が生きてはいけない瀕死の状態に陥っていることを知ったからだ。かつて瀬戸内は世界一の水揚げ量を誇る豊穣の海だった。その海から魚が消えつつある。海の砂漠化が進んでいるのだ。それらの原因についてはここでは語らないが、問題の本質は刹那的な経済政策に依存する現代人の自然環境に対する無関心の代償である。ともあれ、漁師は「猟に出ても燃料賃の方が高いよ」 と嘆き、後を継ぐ若者も皆無に近い。統計データを見れば、このままだと15年後には瀬戸内の漁師が、そして20年後には日本中から漁師が消える計算である。全ての魚介類を輸入に頼らなければならない日が迫っている。そうなれば正にガラパゴスである。先進国とは名ばかりの骨抜きのニッポンが透けて見える。更に言えば、離島の多くはこの先60年でそのほとんどが無人島になる計算だ。私見では無く統計データの予測だ。

 

いずれにしても、後が無いどん詰まりの時代。果たして壊れた自然環境を蘇生させるための手立てはあるのだろうか。そして、未来に生きる子どもたちのために、今に生きる我々はなにを残すことができるだろうか。そのことを根っ子から検証し、また世界の海洋学者が注目する、海を再生させるための日本式の方法論、人と自然とが共存共栄する ”SATOUMI” の思想と最新科学、加えて漁師たちが古くから受け継いできた海を守るための知恵や先進事例なども紹介しながら、ビジョンを炙り出してみたい。現代に生きる我々は 「人間も自然の一部である」 という当たり前の事実をどこかに忘れてしまったようだ。その忘れた記憶を取り戻す手段の一つがカヌーである。